バンコクでトゥクトゥクやタクシーに宝石店に連れて行ってもらったら。。。
- 2020.09.24
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- タイの歴史, タイの習慣, トゥクトゥク, 詐欺
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記事の紹介
今回は、日テレNEWS24さんの記事、「新型コロナで大打撃 タイの宝石ビジネス」のご紹介です。
辛い料理やビーチリゾートなどで知られる東南アジアのタイ。そのタイが世界的な宝石産業国なのをご存じでしょうか?いまタイの宝石ビジネスが、新型コロナウイルスによって大きな打撃を受けています。
タイ南東部のチャンタブリ県。宝石の産地であるここは、取引がさかんに行われるいわば“宝石の街”です。チャンタブリでよく採れる宝石を聞くと―。
チャンタブリの宝石商「ルビーですね。そしてイエローサファイアが有名ですよ」
三大宝石のルビーとサファイア。特に、イエローサファイアは世界屈指の品質だといわれています。
タイの宝石採掘は15世紀頃から始まり、良質な宝石の産地として世界でも知られるようになりました。多くの宝石鉱山で採り尽くしてしまったということですが、一部ではいまも昔ながらの方法で採掘が行われています。
宝石を採掘する人「これがサファイアだよ」
無数の石の中から見つけ出された宝石。
タイでは宝石を磨く技術に優れた職人が多く、そのためタイ以外の国からもさまざまな石が集まってくるといいます。
毎週末開かれる宝石市場には、日本も含めた世界各国の買い付け人が訪れ、大量の宝石の取引が行われてきました。しかし、厳しい水際対策により、海外からの買い付け人がほとんど入ってこられないのだといいます。
宝石商「状況は悪くなる一方です。収入が激減しました」
宝石はタイの重要な輸出産業の一つですが、今年の輸出量は去年に比べ40%近く落ち込む見通しです。
さらに、宝石ビジネスに打撃となったのが、新型ウイルスによる先行き不安などで起きた、世界的な金の価格の高騰です。
私たちは、バンコクで日本人が経営するジュエリー工房を訪ねました。
この工房で熟練の職人が作り出すジュエリーは、日本に輸出され、百貨店などで販売されています。
新型ウイルスの感染拡大で日本の百貨店などが一時的に閉鎖されたため、3か月にわたり受注がストップしたといいます。
ようやく再開したところに直撃した、金の価格高騰。
ジュエリー工房『choco』・吉澤俊社長「(ジュエリーの)原材料が金なので、仕入れにいつもよりお金がかかるのが痛い。単純に利益を圧迫するという状況ですね」
自分の給料をカットせざるを得ないと話す吉澤社長。
しかし、厳しい時だからこそ、人の心を明るくするようなジュエリーを作り続けたいと話します。
吉澤社長「ジュエリーは大切な人から大切な人へのプレゼントだったり、自分へのご褒美だったり、受け取った人に喜んでもらえるジュエリーであってほしいですね」
新型ウイルスの影響を今後、どのように乗り越えていくのか。タイの宝石ビジネスは正念場を迎えています。
≪つづく≫
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実は宝石大国タイランド
タイと聞いて、宝石のイメージを持つ方はあまり多くないかもしれませんが、実は、宝石や宝飾品産業が重要な輸出産業の一つとなっているほど有名です。
現在では、タイで宝石が発掘されるというよりもむしろ、モザンビークやマダガスカル、タンザニアなどのアフリカ諸国やインドやスリランカなどから原石が持ち込まれ、宝飾品に加工されています。
タイの中でも宝石の売買がもっとの盛んな地域の一つがタイの南東部に位置するチャンタブリー県で、チャンタブリー県は以前、サファイヤやルビーの原産地としてしられており、特にチャンタブリーのイエローサファイアは高品質で有名でした。
こうした背景から、タイの宝石加工技術は高くチャンタブリーに世界中から宝石のバイヤーが集まったり、世界各国に宝石や宝飾品が輸出されています。
このチャンタブリー県は、バンコクの東部に位置し、トラート県、ラヨーン県、チョンブリー県、チャチューンサオ県、サケーオ県と接しています。
バンコクからの行き方としては、BTSエカマイ駅にほど近い、東バスターミナル、または、BTSモーチット駅からタクシーなどで10分程度のところに位置する北バスターミナル(モーチット・マイ・バスターミナル)から長距離バスで4~5時間で到着します。
どうしても長距離バスが嫌だという方は、乗り合いのバンであるロットゥー、もしくは、バンコク・スワンナプーム国際空港よりバンコクエアウェイズでチャンタブリーの隣の県であるトラートまで所要時間約1時間、その後、バスでチャンタブリーに向かうという手もありますが、長距離バスをおすすめします。
バンコクでの宝石の購入は注意して
バンコクにももちろん、宝石屋さんがたくさんあります。
良心的な宝石屋さんもたくさんありますが、残念ながら必ずしも良い宝石屋さんばかりではなく、特にトゥクトゥクやタクシーが頼んでもいないのに連れていってくれる宝石屋には注意が必要です。
昔からバンコクで多発しており、ほとんど手口が変わっていない宝石詐欺がありますが、その手口は、観光客がトゥクトゥクやタクシーに乗ると、非常に良い宝石が売っている店があるから連れて行ってやると誘われます。
どうやら、運転手は連れて行った客が宝石を買わなかったとしても、ガソリンスタンドで給油ができるクーポンを店からもらえるようで、見るだけで買わなくても良いからと誘ってきます。
店に入ると、大抵、客を装った欧米人が宝石のショーケースの前に座りながら、品定めをしており、あるタイミングで非常にわかりやすい英語で話しかけてきます。
「宝石を探しているのか?」
「君は本当に良い店に来た。タイの宝石の品質はとても高く、特にこの店の宝石は最高だ。」
「私はいつもこの店で宝石を仕入れて、それを自分の国のジュエリーショップで売って儲けているんだ」
「君は日本人か?」
「日本なら、ここで宝石を買って、この店に持って行ってごらん。ここで買った3倍の値段で売れるから」
とご丁寧に赤坂か青山あたりの住所と店の名前を書いて渡してくれます。
偽物の宝石を買わされたり、紙に書かれた住所に向かっても宝石店が存在しないなんてことになりたくないのであれば、十分に気を付けると同時に、こちらにあるような、他の被害にも合わないように気を付けましょう。
もし、バンコクで良質な宝石を手に入れたければ、数多くの宝石業者が入り、膨大な数の宝石や天然石が売られているJewelry Trade Centerがおすすめです。
919 1 Si Lom, Silom, Bang Rak, Bangkok 10500 タイ
919 1 ถนน สีลม แขวง สีลม เขตบางรัก กรุงเทพมหานคร 10500
TEL:+66 26 30 1000
営業時間:11時00分~20時00分
シーロム通りにあることで立地も良く、1Fにはスーパーリッチもあるのでタイバーツを持っていなくても安心ですね!
おわりに
それでは、本日のまとめです!
・ タイは、宝石や宝飾品産業が重要な輸出産業の一つとなっているほどタイの宝石はである
・ タイの宝石加工技術は高くチャンタブリーに世界中から宝石のバイヤーが集まったり、世界各国に宝石や宝飾品が輸出されている
・ バンコクで宝石を購入する際、特にトゥクトゥクやタクシーが頼んでもいないのに連れていってくれる宝石屋には注意である
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