エアポート・レール・リンクとタイとカンボジアを結ぶ鉄道!
- 2019.04.29
- 電車に関するニュース
- BTS, MRT, エアポートリンク, 空港

記事の紹介
今回は、アジアトラベルノートさんの記事、「バンコクのエアポートレールリンクがダイヤ改正 ピーク時を増発」のご紹介です。
スワンナプーム空港とバンコク市内中心部を結ぶエアポートレールリンク(Airport Rail Link)は4月22日にダイヤ改正を行い、平日朝晩のピーク時間帯の運行本数を増やしたことを明らかにしています。
スワンナプーム空港駅を出発する電車を例に取ると、改定前の運行は最短でも10分間隔でしたが新しいダイヤでは最短8分~9分間隔となり、平日は1時間当たり最大7本を運行。
エアポートレールリンクの利用者は年々増加していて、今年3月は230万人を超え月間での利用者数として過去最高を記録。特に、通勤・通学用時間帯の混雑緩和が大きな課題となっています。
≪つづく≫
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エアポート・レール・リンクとは?
スワンナプーム国際空港とバンコクの中心部を結ぶ、エアポート・レール・リンク(Airport Rail Link;ARL)は、タイ国鉄公団(SRT)の傘下にある別組織SRTエレクトリファイドトレインが運営に当たっている都市高速鉄道です。
スワンナプーム空港駅からパヤータイ駅まで全8駅を約30分で結ぶ、この通称エアポートリンクは、2007年8月に開業を予定していたものの、延期の後、2010年に正式開業しました。
高架鉄道BTS、地下鉄MRTでも導入されているドイツのシーメンス社製の車両が導入されており、開業当初はスワンナプーム空港駅からパヤータイ駅までを約18分で結ぶ特急列車であるExpress Lineと各駅停車のCity Lineが運行されていました。
City Lineの運賃は15バーツから45バーツで、1ごとに5バーツが加算される料金体系となっており、それに対して、Express Lineはスワンナプーム空港駅からパヤータイ駅までの片道90バーツ、往復では割引があり、150バーツとなっていました。
Express Lineは特急列車である分、運賃が高いのですが、それに加えて、スワンナプーム空港から出発するタイ航空利用者に対して、マッカサン駅でチェックインができ、荷物も預けられるという特権がありました。
しかし、運賃が高いことに加えて、通勤や通学をする人々の利用が増えたこともあり、Express Lineの利用客は思ったように伸びず、2014年4月14日より、スワンナプーム空港駅-パヤータイ駅間、同年9月には、空港駅-マッカサン駅間が運行休止となり、廃止されました。
その後、2018年2月1日より、City Lineは運行開始時間が午前6時から午前5時半に早められ、1日の運行本数についても平日で5本、休日で3本増加されました。
この度、ダイヤ改正により新たに運行本数を増が増え、現在、このCity Lineは、平日は7万人から8万人、休日は約5万人が利用しています。
タイの鉄道に関するニュースが!
2019年4月22日にタイのアランヤプラテートとカンボジアのポイペトを結ぶ鉄道の開通式が両国首相出席の下に行われました。
以前、この両国間には、第二次世界大戦中の1942年に日本軍が敷設した鉄道がありましたが、両国の関係悪化を受けて1974年に運行が停止しされた後、1976年にはカンボジアでポル・ポト政権が成立により、この鉄道施設は破壊され、タイとカンボジアを結ぶ鉄道は完全に姿を消しました。
今回の開通により、タイとカンボジアが鉄道で結ばれるのは1965年以来実に54年ぶりとなり、既に開通しているタイのバンコクからアランヤプラテート間、カンボジアのポイペトからプノンペン間の鉄道に直結する形で、バンコクとプノンペンが線路で繋がり、これにより、両国間の物流が向上することに加えて、カンボジア北部にある世界遺産であるアンコールワットなどへのアクセス網の広がりについても期待されています。
おわりに
それでは、本日のまとめです!
・ スワンナプーム国際空港とバンコクの中心部を結ぶ、エアポート・レール・リンクは、タイ国鉄公団の傘下にある別組織SRTエレクトリファイドトレインが運営に当たっている都市高速鉄道である
・ この度、City Lineはダイヤ改正により新たに運行本数を増が増え、現在、平日は7万人から8万人、休日は約5万人が利用している
・ また、2019年4月22日にはタイのアランヤプラテートとカンボジアのポイペトを結ぶ鉄道の開通式が両国首相出席の下に行われた
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