狂犬病にはご注意を!
- 2018.03.13
- 2018.09.09
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記事の紹介
今回は、タイランドハイパーリンクスさんの記事、「タイで広がる狂犬病、飼い主へ予防注射を呼びかけ」のご紹介です。
この二ヶ月間で狂犬病により3人が死亡したことを受けて、タイ畜産開発部副局長は2016年3月6日、狂犬病が流行している危険な13県を発表しました。
狂犬病危険地域に指定された13の県は、チュンライ、ロイエット、ナン、ブリラム、ウボンラチャタニ、スリン、シーサケート、チョンブリ、サムットプラカン、チャチュンサオ、ラヨーン、ターク、ソンクラー。
なお、ペットの狂犬病感染はワクチン予防接種を受けることで防げるため、飼い主に呼びかけを行っています。
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そもそも狂犬病とは
ウィキペディアによりますと、次のように記述されています。
狂犬病(きょうけんびょう、英語: rabies)は、ラブドウイルス科リッサウイルス属の狂犬病ウイルス (Rabies virus) を病原体とするウイルス性の人獣共通感染症である。水などを恐れるようになる特徴的な症状があるため、恐水病または恐水症 (hydrophobia) と呼ばれることもある(実際は水だけに限らず、音や風も水と同様に感覚器に刺激を与えて痙攣等を起こす)。
毎年世界中で約5万人の死者を出しており、その95%以上はアフリカとアジアである[1][2]。感染した動物に噛まれた人の40%は、15歳未満の子供であった。ヒトからヒトへの伝播がなく大流行に繋がる恐れもないことから、感染症対策の優先度が低くなる傾向がある。
罹患(りかん)動物、アジアでは主にイヌ狂犬病にかかった動物に咬まれた部位から、唾液に含まれるウイルスが侵入する狂犬病ウイルスはヒトを含む全ての哺乳類に感染しますが、ヒトからヒトへに感染することはないようです。
しかし、ヒトが感染した場合、発熱や食欲不振などから始まり、最終的には昏睡状態に陥り、呼吸障害によりほぼ100%が死亡するという大変危険なウィルスです。
タイでは、昨年は狂犬病で11人が死亡しています。
治療方法や予防は?
残念ながら現在のところ、発症後の有効な治療法はないようです。そのため、万が一、罹患動物に咬まれた場合、感染を防ぐためにワクチン接種等を行います。
狂犬病ワクチンは基本的に約1カ月間に3回接種しなければならないものが多く、費用も日本では約15,000円ほどかかりますので、少し大変ではありますが、咬まれてからワクチンを接種するよりも、海外に出掛ける際には、渡航前に狂犬病ワクチンを接種しておくことが良いでしょう。
おわりに
それでは、本日のまとめです!
・ 狂犬病はヒトからヒトへに感染することはない
・ しかし、ヒトが感染した場合、発症後の有効な治療法はなく、ほぼ100%が死亡する
・ 海外に出掛ける際には、渡航前に狂犬病ワクチンを接種しておくことが良い
バンコクで野良犬を撮り続ける日本人女性がいます。
タイにはそこら中に犬がおり、かわいい子犬などもいます。上の記事の女性にもあるように、野良犬に魅せられることもあるかもしれません。しかし、特に海外では犬に限らず、動物には触らない、近づかない、を心がけましょう。
命には代えられませんので渡航前にぜひ予防接種を!
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