タイではいつ雨が降る?
- 2019.01.07
- 天気に関するニュース
- ソンクラーン, 台風
記事の紹介
今回は、AFPBB Newsさんの記事、「台風1号、タイ南部で2人死亡 観光地の島々は難逃れる」のご紹介です。
【1月5日 AFP】強い雨と風を伴う台風1号(アジア名:パブーク、Pabuk)が4日、タイ南部に上陸し、漁船が波にのまれるなどして2人が死亡し、1人が行方不明となっている。5日も洪水被害や停電が続き、3万人近くが現在も避難所に身を寄せているものの、台風は多くの人が避難していた観光地からはそれ、最悪の事態は回避したもようだ。
モンスーン季以外で約30年ぶりにこの地域を襲った台風1号は4日、最大風速およそ20メートルの風を伴って上陸。タイ南部に全域に豪雨や高潮、停電をもたらしたほか、広範囲で洪水を引き起こした。
パタニ(Pattani)県では4日午前、漁船が高波にのまれて漁師の男性1人が死亡。また乗組員1人も行方不明になったと報じられているほか、ナコンシータマラート(Nakhon Si Thammarat)県では倒木により35歳の男性が死亡した。
ただ、台風は主要観光地のサムイ島(Koh Samui)やパンガン島(Koh Phangan)、タオ島(Koh Tao)からはそれ、空港の閉鎖などにより島内で足止めされていた観光客らは離島の準備を進めている。
タイ気象局(Thai Meteorological Department)によると、台風1号は5日未明に勢力を弱めながらアンダマン海(Andaman Sea)に抜け、低気圧に変わったという。
≪つづく≫
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タイに台風が直撃
今回は、モンスーン季以外で約30年ぶりにタイ南部を襲った台風に関する記事のご紹介です。
観測史上初めて元日に発生したこの台風1号は、最大風速およそ25メートルの勢力を保ちながら、タイ南部に上陸し、これにより、日本人にも人気があるプーケット島やサムイ島、パンガン島、タオ島などのビーチリゾートに大きな被害が出たようです。
雨季になると、タイではスコールによるゲリラ豪雨は日常茶飯事ですが、記事にもあるようにこの時期に台風が来ることはほとんどありません。
台風は「熱帯低気圧」のひとつで、熱帯地方で海の水温が上昇することで水蒸気が発生し、それが雲となり、空気が渦を巻いて発生する低気圧が熱帯低気圧で、台風は東経180度より西の北西太平洋および南シナ海における日本の分類となっています。
それに対して、台風と同じ北太平洋西部で発生するタイフーンは、最大風速が33m/s以上のものと国際的な取り決められており、ハリケーンは北大西洋、カリブ海、メキシコ湾および西経180度より東の北太平洋東部、サイクロンはベンガル湾、北インド洋に存在する熱帯低気圧を指しているとのことで、それぞれ発生する地域が異なっています。
タイではいつ雨が降る?
タイには暑季、雨季、乾季の3つがあり、ソンクラーンがあることからもわかるように3月から4月の暑気が一番暑くなっています。
タイの気温と降水量については以前、こちらでも紹介しましたが、4月下旬から10月が雨季となっており、一番過ごしやすい乾季は11月から2月までです。
しかし、タイの東海岸に位置するビーチリゾートであるサムイ島は、西海岸に位置するプーケットなどとは異なり、タイの雨季である4月下旬から10月にはあまり雨が降りません。
5月中旬頃からスコールが降り始めるものの数日に1度程度で海も非常に穏やかで、タイの雨季はサムイ島のベストシーズンとなっています。
それに対して、タイでは一番過ごしやすい時期とされている11月から2月までの乾季はサムイ島の本雨季となっており、11月には月の半分が雨という、一般的なタイの季節とは逆になっています。
おわりに
それでは、本日のまとめです!
・ 観測史上初めて元日に発生したこの台風1号は、最大風速およそ25メートルの勢力を保ちながら、タイ南部に上陸し、これにより、日本人にも人気があるプーケット島やサムイ島、パンガン島、タオ島などのビーチリゾートに大きな被害が出た
・ タイには暑季、雨季、乾季の3つがあり、ソンクラーンがあることからもわかるように3月から4月の暑気が一番暑くなっている
・ それに対して、タイでは一番過ごしやすい時期とされている11月から2月までの乾季はサムイ島の本雨季となっており、11月には月の半分が雨という、一般的なタイの季節とは逆になっている
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