タイバンコクでの「外こもり」はオススメ?
- 2018.11.02
- 2020.04.05
- 生活に関するニュース
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記事の紹介
今回は、日刊SPA!さんの記事、「日本で働き、東南アジアでダラダラ暮らす。低年収でもハッピーな“外こもり生活”」のご紹介です。
海外旅行先として人気の東南アジアだが、その大きな魅力のひとつは物価の安さ。なかでもタイは観光客だけでなく、老後のリタイア暮らしをはじめとする長期滞在の日本人も多く住んでいる。
半年間、日本で働けば、物価安の国なら貯めたお金で生活が可能!?
「自分の場合は日本で半年や1年節約生活をしながらガーッと働き、貯めたお金を持ってタイやカンボジアなどで半年ほど長期滞在するという暮らしを繰り返しています」
そう話す吉村尊史さん(仮名・43歳)だが、なぜそのような生活を始めたのか?
「大学時代、バックパッカーとして何度か東南アジアを旅したことがあったのですが、居心地がすごく良かったんです。卒業後は普通に就職して働いていましたが、37歳のときに激務や上司との折り合いが悪かったこともあって辞めてしまいました。そのとき、1か月ほどタイに行ったんですが、ユルい雰囲気とかがいいんですよね。それで正社員としての再就職を目指さず、契約社員として働きながらお金が貯まったら海外に行くという暮らしをしようと思ったんです」
彼のような生活スタイルは“外こもり”と呼ばれ、2000年代初頭から増え始めたと言われている。
日本では社員寮完備の会社に勤め、住宅費を節約
「日本では社員寮完備のところを選び、食費など最低限の出費以外は極力お金を使わないようにしています。残業や休日出勤なども積極的にしているので、月収は寮費分を引いて25~27万円。半年で80万円ほど貯め、60万円を飛行機代と現地滞在費、残りを無職期間の年金代や貯金に回しています。家を借りてないので家賃は必要ないですし、海外渡航中は荷物をトランクルームに預けています。まあ、私物なんてダンボール4~5つ分程度なので身軽なもんです」
タイには観光ビザ+滞在期間延長申請で3か月滞在。残りの期間は周辺国でダラダラ過ごすのがいつものスタイルとか。
「タイはビザなしでも30日滞在でき、以前は陸路で隣国に一旦入国することで滞在日数をリセットできたんです。でも、今はその方法が通用しなくなり、観光ビザを取っています。それでも3ヶ月以上の滞在は難しいため、タイよりも物価の安いラオスやカンボジアなどに移動しています」
≪つづく≫
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そもそも「外こもり」とは?
「自分の場合は日本で半年や1年節約生活をしながらガーッと働き、貯めたお金を持ってタイやカンボジアなどで半年ほど長期滞在するという暮らしを繰り返しています」と今回の記事の冒頭にもあるように、「外こもり」とは、「海外」と「引きこもり」の合成語で「日本で短期アルバイトなどで集中的に稼いだお金で物価の安い国に行って長期滞在して生活すること」で、そういった「外こもり」を行う人は「外こもり族」と呼ばれています。
この「外こもり」という言葉は2006年に使われ始め、その後、「外こもり族」が増加しているというニュースを度々見かけるようになり、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」でもバンコクで外こもり生活を送っている方の特集が何度か放送され、こちらの書籍も話題になりました。
この「外こもり」は短期アルバイトなどで稼いだお金をもって海外に行き引きこもり生活を送るということで、もちろん海外旅行ではないため、以前こちらでも紹介した「バックパッカー」や「ベックパッカー」などとは異なり、度々観光地を訪れたり、ショッピングを楽しむわけでもなく、家具付き、光熱費込みの安いサービスアパートなどで一日中生活している方も多いということです。
タイでの外こもり生活は難しい
日本人がタイに入国する際に日本人は空路の場合、30日間の滞在が許可されているが、外こもりのために長期滞在する際には、ビザを取得しなければいけません。
東京のタイ大使館で最大90日間滞在できる観光ビザを取得できますが、そのためには、就学証明や就労証明などを用意しなければならず、特定の職業に就いていることが必要で、また、用意する書類も多いため、通常、外こもり族はビザを取得せずにタイに入国します。
入国後、30日が経過する前に「ビザラン」と呼ばれる陸路でカンボジアやラオスなどの近隣国へ行き、すぐさまタイに再入国するという方法で長期滞在が可能だったことから、外こもり先としてタイは非常に人気がありましたが、2014年8月13日からこの「ビザラン」が規制され、陸路による入国を暦年で2回までとする措置が始まったことで、タイでの外こもり生活が難しくなりました。
外こもり生活が目的ではない方も、タイへの陸路での入国にはご注意していただきたいことに加えて、空路でもビザなしで長期滞在していると判断された場合、入国を拒否されることもあるようですので注意が必要です。
おわりに
それでは、本日のまとめです!
・ 「外こもり」とは、「海外」と「引きこもり」の合成語で「日本で短期アルバイトなどで集中的に稼いだお金で物価の安い国に行って長期滞在して生活すること」で、そういった「外こもり」を行う人は「外こもり族」と呼ばれている
・ 「外こもり」という言葉は2006年に使われ始め、その後、「外こもり族」が増加しているというニュースを度々見かけるようになり、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」でもバンコクで外こもり生活を送っている方の特集が何度か放送された
・ 外こもり生活が目的ではない方も、タイへの陸路での入国にはご注意していただきたいことに加えて、空路でもビザなしで長期滞在していると判断された場合、入国を拒否されることもあるようですので注意が必要である
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