タイ人が世界で活躍するスポーツは?
- 2018.09.25
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記事の紹介
今回は、Yahoo!ニュースさんの記事、「野球新興国・タイ。アジア大会監督に聞く」のご紹介です。
8月に行われたアジア大会や9月初めのU18アジア選手権では、野球の世界ではあまり聞きなれない国々の名を目にすることが多かった。正直なところ、現在のアジアにおいて、日韓台の「ビッグ3」に中国を加えた4か国以外の国々の野球は、「草野球」レベルと言われても仕方がない部分がある。実際、日本で行われ、それなりに注目も集めたU18では、アジアの新興国のチームが甲子園のスターの集う日本相手に大敗を喫すると、「試合をする意味がない」、「かえって相手がかわいそうだ」などの辛辣な意見も飛び交った。
しかしながら、世界的な普及なしに野球の五輪競技継続はありえないし、スポーツ、娯楽の多様化の中、日本やアメリカで「国民的娯楽」として君臨している野球の地位も揺るぎかねない。それを避けるためにも、野球先進国からの普及活動は欠かせないものであろう。今回のアジア大会で言えば、タイ、インドネシア、スリランカには日本、ラオスには韓国、香港、パキスタンにはアメリカのアクターが人材や道具の援助を行い出場を叶えた。
タイに野球が持ち込まれたのは、1990年代初め頃、日本人ボランティアによってだと言われている。私自身、1996年にバンコクの北150キロのところにあるロプブリーという町で、子どもたちが野球のようなゲームをしているのを見たことがある。それから30年近くが経っているが、いまだこの国の野球は、「事始」の段階である。
≪つづく≫
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タイ人は野球をするのか?
スポーツはタイ語でキラー(กีฬา)、今回の記事は、そのスポーツの中でも野球(ベースボール、เบสบอล)の話題です。
タイで競技場やテレビでムエタイはもちろん、サッカー観戦などで盛り上がってる人々をたびたび目にしますが、日本のように野球場で草野球をやっている人やバットを持って遊んでいる子供見ることはほとんどなく、野球はかなりのマイナースポーツと言えるでしょう。
今回の記事によると、野球は1990年代初め頃、日本人ボランティアによってタイに持ち込まれ、1998年のアジア大会バンコク大会の際には、バンコク近郊にはスタンドをしっかり備えた野球場も建設され、タイのナショナルチームとして大会に出場したようです。
2000年代になると大学のチームなどもでき、2007年には東南アジア競技大会バンコク大会で、日本人とタイ人のハーフでバンコク生まれ日本育ちのエースである白倉キッサーダを擁して優勝し、2012年には第3回WBCの予選大会にも出場、先月に開催されたアジア大会では、日本人監督がタイのチームを率いて出場し、ラオス、ネパールを破り、予選ラウンドを突破し、本戦へと進みましたが、日本の社会人チームに0対24で大敗、中国に対しても0対15のコールドで負け、出場10か国中8位に終わりました。
現在、タイは野球の世界ランキングでは56位でということで、ナショナルチームと言っても、ソフトボールのチームがソフトボールをやりながら公式大会の際に野球チーム編成して大会に出場するといった状況のようで、野球人口もまだまだ少なく、タイで野球がメジャースポーツになるには長い時間がかかるかもしれませんが、今後のタイに期待しましょう。
タイ人が活躍するスポーツは?
タイでスポーツと言えば、まず第一に挙げられるのが国技であるムエタイ(มวยไทย)でしょう。
タイ人のこれまでのオリンピックにおける過去のメダル獲得数を見てみると、金メダル9枚、銀メダル、8枚、銅メダル13枚の合計30枚獲得しているそうで、そのすべてが夏季五輪、且つ3種目のみで、ボクシングの14枚(金4、銀4、銅6)が最も多く、次いで重量挙げの11枚(金5、銀2、銅4)、テコンドーの5枚(金0、銀2、銅3)と続きます。
初めてメダルを獲得したタイ人選手は、1976年のモントリオール五輪ボクシング・ライトフライ級のでパヤオ・プーンタラット選手が銅メダルを獲得しており、このパヤオ選手は後に渡辺二郎氏とプロのリングの世界タイトルマッチで二度にわたり拳を交えた選手です。
冬季オリンピックについては、今年2月に行われた平昌五輪にも、アルペンスキーではAlexia Arisarah SCHENKEL選手、Nicola ZANON選手、クロスカントリースキーには、Karen CHANLOUNG選手、Mark CHANLOUNG選手が出場しましたが、メダル獲得はならず、未だ冬のオリンピックでタイ人選手のメダルの獲得はありません。
タイでショッピングモールなどに行くと、日本と同じようにゲームセンターがあり、多くの人で賑わっています。
今年の4月26日~29日にはグローバルeスポーツフェスティバル「World Cyber Games 2018」がにタイ・バンコクで開催され、7月には、ラチャダピセーク通りの商業施設「ザ・ストリート」5階に24時間営業のe-Sports競技場「タイランド・eスポーツ・アリーナ」が開設され、今後、e-Sportsの選手育成機関の設立も計画されています。
今後、エレクトロニック・スポーツ、即ち、e-Sportsが今後、オリンピック種目として正式に採用される頃には、タイ人選手の活躍も期待できるかもしれません。
おわりに
それでは、本日のまとめです!
・ タイでは、日本のように野球場で草野球をやっている人やバットを持って遊んでいる子供見ることはほとんどなく、野球はかなりのマイナースポーツと言える
・ タイでスポーツと言えば、まず第一に挙げられるのが国技であるムエタイ(มวยไทย)で、リンピックにおける過去のメダル獲得数を見ても、ボクシングが一番多い
・ タイではe-Sportsの選手育成機関の設立も計画されており、e-Sportsが今後、オリンピック種目として正式に採用される頃には、タイ人選手の活躍も期待できるかもしれない
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