Thailand(タイ)やBangkok(バンコク)に関するニュースを紹介し、 それに関連するネタについて書くタイブログです。

タイの仏教と僧侶

タイの仏教と僧侶

記事の紹介

 

回は、CNN.co.jpさんの記事、「ぜいたくな「豪遊僧侶」に114年の禁錮言い渡し タイ」のご紹介です。

 

 タイ・バンコク(CNN) タイでぜいたくな暮らしぶりから「豪遊僧侶」と呼ばれた元僧侶の男が、詐欺などの罪で有罪判決を受け、合計で114年の禁錮を言い渡された。弁護人がCNNに明らかにした。

判決を受けたのは元僧侶のウィラポン・スクポン被告。詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)、コンピューター犯罪などの罪に問われ、40を超す罪状それぞれについて2~3年の禁錮を言い渡された。

ただしタイの法律では、器物に対する犯罪の刑罰は最高で禁錮20年までと定められており、現在30代後半の同被告は、60歳になる前に出所できる公算が大きい。

判決に不服があれば30日以内に控訴するか、控訴期限の延長を求めることができ、弁護人は控訴する意向を表明した。

ウィラポン被告は未成年の少女に対する強姦罪にも問われており、この事件については今年10月に判決が言い渡される見通し。

≪つづく≫

 

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タイの仏教、上座部仏教とは?

 

国民の約95パーセントが仏教を信仰している仏教国タイには3万を超える寺院があり約40万人の僧侶がいると言われています。

 

タイの仏教は、中央アジアからシルクロードを経て中国、朝鮮半島へのいわゆる北方ルートと介して日本に伝わったとされる大乗仏教に対して、上座部仏教が信仰されています

 

大乗仏教の「大乗」には「大きな乗り物」という意味があり、「大きな乗り物ですべての人々を救うこと」を目的、即ち、修行者だけではなく、大衆も「悟り」の道へと導いていくべきである、とされています。

 

一方、上座部仏教はスコータイ時代にインドから発生し、スリランカ、ビルマ、カンボジア、ラオスなど南方ルートを通って伝わったとされ、もともと「小乗仏教」と呼ばれてた上座部仏教は出家して厳しい修行を積んだ僧侶だけが悟りを開くことができ、それによって救われるとされているようです。

 

 

 

 

 

タイの僧侶の生活

 

タイの僧侶は黄衣をまとうのが一般的で、タイ語で「เณร(ネーン)」と呼ばれる僧侶は、20歳未満の出家僧であり、修行僧の身として10戒を守って生活をします。

 

それに対して、20歳以上の出家僧は「พระ(プラ)」と呼ばれ、処罰を伴うか否か、また、処罰を伴うものの中にも許されざる大罪と許されうる小罪に分類されている計227条もの戒律を守り、ひたすら解脱を求めて精進を続けなければならないと言われています。

 

これに加えて、タイではしばしば「メーチー(แม่ชี)」と呼ばれる白い衣を着用して修行生活を送る女性たちを目にすることがあるが、上座部仏教において、正式な尼僧の存在は認められていないため、「女性修行者」や「女性出家者」などと解釈されているようです。

 

タイの僧侶は、起床後の明け方のうちにまず読経を行い、その後、鉢を持って、家などの前に立ち、経文を唱えて食事や金銭の施しを受けて回る動画にあるような托鉢に出かけます

 

 

 

 

托鉢に来る僧侶に対して、食事や金銭をお布施する行為は「タンブン」と呼ばれており、これはタイ人は輪廻転生を信じていることから、善行を積み重ねると来世では幸せな生まれ変わりができると信じられているようです。

 

 

また、僧侶として出家することも「タンブン」であるとされており、托鉢や寄付、自分自身が出家すること以外にも息子を出家させたりすることや、タイの寺や街中で籠に入った小鳥が売られているのを見ることがありますが、小鳥や魚を逃がす行為を行ったり、「不殺生戒(ふせっしょうかい):生き物を故意に殺してはならない、不偸盗戒(ふちゅうとうかい):他人のものを故意に盗んではいけない、不邪婬戒(ふじゃいんかい):不道徳な性行為を行ってはならない、不妄語戒(ふもうごかい):嘘をついてはいけない、不飲酒戒(ふおんじゅかい):酒などを飲んではいけない」の五戒を守ることもタンブンとされています。

 

不邪婬戒については、タイの僧侶の場合、女性に触れることすら許されておらず、女性に何かを渡したりもらったりする場合も、手渡しはできず、一度置いたものを受け取るといった形をとるようです。

 

 

このように、非常に厳しい修行を行っているタイの僧侶ですが、それとは正反対の生活をしていた僧侶が逮捕されたというのが今回の記事でした。

 

 

 

おわりに

 

それでは、本日のまとめです!

 

・ 国民の約95パーセントが仏教を信仰している仏教国タイには3万を超える寺院があり、約40万人の僧侶がいる

・ 大乗仏教に対して、タイでは、出家して厳しい修行を積んだ僧侶だけが悟りを開くことができ、それによって救われるとされる上座部仏教が信仰されている

・ タイの20歳以上の出家僧は「พระ(プラ)」と呼ばれ、227条もの戒律を守り、ひたすら解脱を求めて精進を続けなければならないとされる

 

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