タイではタバコに注意!
- 2018.08.05
- 法律に関するニュース
- タイの習慣, タイ税関, タイ警察, タバコ
記事の紹介
今回は、タイ国政府観光庁さんの記事、「タバコの持ち込み制限に関するお知らせ」のご紹介です。
海外からタイ国内に持ち込むことができるタバコの免税範囲は『1人あたり紙巻であれば200本(1カートン)まで。紙巻を含め、葉巻などは総重量250gまで』と規定されています。また、電子タバコに関してはアイコスをはじめ、加熱式のタバコとそれに関わる全ての付属品の持ち込みが禁止されています。
外国人観光客だけでなく、タイ国籍の人も下記の場面で没収及び罰金の対象となるケースが増えています。
≪つづく≫
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タイ国内への免税たばこの持ち込み範囲
タイ語ではタバコのことを「บุหรี่(ブリー)」と言い、タバコを吸うことを「สูบบุหรี่(スーブリー)」と表現しますが、タイは、デパートやオフィス、レストラン、バー、ナイトクラブ、タクシーの中などを含むエアコンの効いた商業施設内で喫煙をしてはいけないという法律がありますが、デパートの駐車場や出口のあたりに喫煙所があったり、オープンエアのレストランなどでは喫煙ができたり、喫煙ルームがあるホテルも未だに存在します。
喫煙にはさほど厳しくないように思われるタイですが、海外からタイ国内へ持ち込むことのできるタバコの量には厳しい制限があることで有名です。
具体的には、紙巻タバコ200本(1カートン)、または葉巻など250gまでの持ち込みが許可されており、規定量を超えるタバコを所持している場合、1カートン当たり約4,785バーツ(約15,000円)の罰金が科されます。
また、注意したいのは、紙巻タバコ200本を超えた部分については、税関に申告し納税すればよいのかというと、そうではなく、200本以上の紙巻きたばこはタイ国内に持ち込むことはできません。
これまで、税関検査通過後に税局職員により、空港施設内で抜き打ち検査により多額の罰金を支払うことになった例や、3名の旅行者が1人タバコ1カートンずつを持って通関後、他の2名が1人にトイレに行くためにタバコを預けたところ、税関職員により摘発された例もあります。
タバコに関する規定は「通関規定」ではなく「所持規定」ですので注意が必要です。
2007年からタバコ広告規制が強化され、タバコのパッケージの警告表示をより健康への害をアピールするものへ規定し、セブンイレブンなどではレジの後ろにおいてあるタバコが隠されるようになり、パッケージも写真のような健康被害を訴えるものとなっています。
電子タバコや加熱式たばこは?
日本ではIQOS(アイコス)などの加熱式タバコやVAPEなどの電子タバコが人気を集めておりますが、タイでは、2014年12月27日に「電子タバコ禁止条例」がタイ商務省から発令され、電子タバコの輸入・販売・所持・使用が禁止されました。
これにより、電子タバコや加熱式たばこの所持および使用は違法とされ、これに違反すると最高で懲役10年、罰金50万バーツ(約170万円)のいずれかが科されることとなりました。
実際に最近、IQOSを吸っていた日本人が現行犯逮捕され、多額の罰金を支払った例も多々あるようです。
また、タイではよく水タバコが吸える店を見かけますが、この水タバコも禁止されていますので注意したいところです。
おわりに
それでは、本日のまとめです!
・ タイでは、エアコンの効いた商業施設内で喫煙をしてはいけないという法律がある
・ タイでは、海外からタイ国内へ持ち込むことのできるタバコの量には厳しい制限があり規定量を超えるタバコを所持している場合、1カートン当たり約4,785バーツ(約15,000円)の罰金が科される
・ 電子タバコや加熱式たばこの所持および使用は違法とされ、これに違反すると最高で懲役10年、罰金50万バーツ(約170万円)のいずれかが科される
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