「ロイカトーン祭り」と「コームローイ祭り」
- 2018.07.16
- イベントに関するニュース
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記事の紹介
今回は、タイ政府観光庁さんの記事、「大阪 天神祭2018でタイ舞踊と奉納花火を楽しめる!」のご紹介です。
日本三大祭りの一つである「天神祭」が、今年も7月24日(宵宮)と25日(本宮)に開催されます。タイ国政府観光庁大阪事務所は、帝国ホテル大阪前のOAP港付近にタイの「ロイクラトン祭り」をイメージして装飾された船を停泊し、船上にて本国より来日した舞踊団によるタイ舞踊を披露いたします。
天神祭の見どころは大阪市内の夜空に打ち上げられる約4,000~5,000発の奉納花火と大川を幻想的な雰囲気に包みこむ、船渡御の優美な水上パレードです。今年も、熱気溢れる天神祭と華麗に舞うタイ舞踊で大阪の夏を楽しみましょう!。
≪つづく≫
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日本の三大祭り
日本の三大祭りと言えば、京都の夏の風物詩で7月1日から1ヶ月にわたり京都市東山区の八坂神社で行われる祇園祭、江戸三大祭の一つともされる5月中旬に東京の神田神社で行われる神田祭、そして、6月下旬から7月25日まで約1ヶ月にわたり行われる大阪天満宮を中心として行われる天神祭があります。
天暦5年(951年)6月1日より始まったとされており、1000年以上続くこの天神祭は、毎年130万人が訪れ、その中でも約100隻の船が行き交う船渡御が行われる大川では、例年、天神様にちなんで、梅鉢の形に開く紅梅というオリジナル花火を含む約5000発の天神祭奉納花火がイベントの最後を飾っています。
本年度は、タイ国政府観光庁大阪事務所により、タイの「ロイクラトン祭り」をイメージして装飾された船を停泊し、船上にて本国より来日した舞踊団によるタイ舞踊が披露されるとのことです。
タイのロイカトーン祭り
今回の記事にもあるタイの「ロイカトーン祭り」はロイカトーン・フェスティバルとして知られ、毎年11月の満月の夜にタイ全土で行われる有名な伝統行事です。
ロイカトーン(ลอยกระทง)のロイ(ลอย)は日本語で「流す」とか「流れる」、「浮かぶ」という意味があり、カトーン(กระทง)は「灯篭」を意味します。
よって、ロイカトーン祭りはバナナの葉などで作った蓮の花や船の形をした灯篭を川に流すことで、水に感謝し、自身の不幸や災いを洗い流し魂を清めるという、日本でいう灯篭流しのようなイベントです。
このロイカトーン祭りは、タイの正月に行われる水かけ祭りであるソンクラーン・フェスティバルと共に、タイの人々にとっては最も重要な行事となっており、特にスコータイで開催されるロイカトーン祭りは有名です。
ロイカトーンにはタイ人なら誰でも知っている童謡のような「ロイカトーンの唄」があります。
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このロイカトーン祭りでも目にする、灯篭と並んで美しいのがコームローイ(โคมลอย)です。
コーム(โคม)というのは、小さな熱気球の一種である天灯を指し、チェンマイのロイカトーン祭りと同時期に行われるコームローイ祭りである「イーペン祭り」が有名で、ここでは、夜空に輝く約3000のコームを見ることができます。
ロイカトーン祭りが水に感謝する行事であるのに対して、このコームローイ祭りは天上に感謝する行事としされています。
チェンマイでは、イーペン祭りのみならず、大晦日や元旦などにも飛ばされる、見ていると非常にきれいなコームですが、毎年、火が付いたまま落下したコームが民家に落下することで火事になったり、上空を飛ぶ飛行機のエンジンにコームが巻き込まれたりすることもあり、注意が必要です。
おわりに
それでは、本日のまとめです!
・ 日本の三大祭りと言えば、京都市東山区の八坂神社で行われる祇園祭、5月中旬に東京の神田神社で行われる神田祭、そして、6月下旬から7月25日まで約1ヶ月にわたり行われる大阪天満宮を中心として行われる天神祭がある。
・タイではタイの正月に行われる水かけ祭りであるソンクラーン・フェスティバルと共に、ロイカトーン祭りがタイの人々にとっては最も重要な行事となっている
・ チェンマイのロイカトーン祭りと同時期に行われるコームローイ祭りである「イーペン祭り」も有名で、ここでは、夜空に輝く約3000のコームを見ることができる
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