果物の王様「ドリアン」にご注意を!
- 2018.06.24
- 果物に関するニュース
- フルーツ
記事の紹介
今回は、西日本新聞さんの記事、「タイのドリアン『宇宙の旅』 宇宙食開発へ7月打ち上げ 『世界一の臭さ』影響調査」のご紹介です。
タイの政府機関は、「世界一臭いフルーツ」として知られるドリアンを7月中旬にロケットで宇宙へ打ち上げる実験を行う。宇宙空間でにおいがどの程度広がるかなどのデータを入手して、タイ料理の宇宙食開発につなげたい考えだ。
ドリアンは東南アジアが原産。果実は長さ約30センチの楕円(だえん)形で外殻に硬いとげ状の突起がある。果肉は甘いが、独特のにおいがあるため、ホテルやエレベーター、航空機などへの持ち込みは禁止されている。「果物の王様」とも言われる。
実験を行うのはタイの地理情報・宇宙技術開発庁(GISTDA)。乾燥させて真空パックしたドリアンの果肉4個(計52グラム)を箱に入れ、7月中旬に米国の民間企業のロケットで打ち上げる。宇宙空間に滞在するのは4分間程度だが、においのもとになるガスの発生量や成分の変化などを調べる。
≪つづく≫
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果物の王様ドリアン
「果物の王様」や「悪魔の果物」、「果物の魔王」などと呼ばれる、ドリアンですが、学名はラテン語のDurioで、durianという言葉は、もともとはマレー語で、刺という意味を持つ(duri: ドゥリ)が元になっているようで、マレー語ではドゥリアン、タイ語ではทุเรียน(トゥリアン)と呼ばれています。
タイでは通常ドリアンは、5月から7月くらいにシーズンを迎え、市場やスーパーマーケットなどはもちろん、路上でもたくさん売られています。
日本へ輸入されているドリアンもほぼ100%タイ産で、パイナップル、ココナッツ同様、個人でも入国時の税関検査の前に輸入検査を受ければ、日本へ持ち込むことができます。
このドリアンですが、「悪魔の果物」、「果物の魔王」などと呼ばれる所以はあの強烈な匂いで、今回の記事は、宇宙空間でドリアンの匂いがどの程度広がるかという実験が行われるというものです。
この匂いから、ホテルなどでは「ドリアン持ち込み禁止」の看板などを目にすることもあります。
匂い以外にも、ドリアンには硬い皮に覆われており、刺があるためグローブをしっかりつけて皮をむきます。
名人級になると、素手でスピーディーに皮むきができるようです。
タイには、ドリアンの他にもたくさんおいしいフルーツがあります。
ドリアンは危険?
酒を飲みながらドリアンを食べると死んでしまう!と言われていることも「悪魔の果物」、「果物の魔王」などと呼ばれる理由かもしれません。
実際、酒と一緒にドリアンを食べても死ぬことはないようですが、アルコールの作用で、胃の中でドリアンが発酵したような状態となり膨満感などから、気分が悪くなることがあるようなので注意が必要です。
他にも油の多い天ぷらと水分の多いスイカを一緒に食べると、胃液が薄まり消化不良を引き起こす可能性があったり、両方とも体を冷やす作用がある蟹と柿、サンマと漬物については、サンマを焼く際にタンパク質が変化して「ジルチルアミン」という物質ができ、漬物に含まれる「亜硝酸塩」と融合すると「ニトロソアミン」という発がん性物質ができてしまうとのことです。
アルコールとドリアンだけではなく、相性の悪いものの食べ合わせには注意しましょう。
おわりに
それでは、本日のまとめです!
・ タイでは通常ドリアンは、5月から7月くらいにシーズンを迎え、市場やスーパーマーケットなどはもちろん、路上でもたくさん売られている
・ 果物の王様と言われるドリアンには強烈な匂いがあるため、「悪魔の果物」、「果物の魔王」などと呼ばれることがある
・ ドリアンを食べながら酒を飲むことで、胃の中でドリアンが発酵したような状態となり膨満感などから、気分が悪くなることがあるようなので注意が必要である
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