タイ最大のスラム「クロントイスラム」とは?
- 2019.12.03
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記事の紹介
今回は、毎日新聞さんの記事、「バンコク最大のスラムで日本とタイの被災者を支援するコンサート開く」のご紹介です。
バンコク最大のスラム・クロントイで22日、台風や水害で被災した日本やタイの人々を励まそうとコンサートが開かれ、子供たちが弦楽やダンス、コーラスなどを披露した。バイオリンを演奏したインさん(18)は「私たちも応援しているという気持ちを届けたい」と話した。
クロントイを拠点に1978年から教育支援を続ける「ドゥアン・プラティープ財団」が主催した。財団には日本の支援者が多く、子供や親から台風15号、19号の被害を心配する声が寄せられた。タイ東北部でも大規模な洪水が起きたことから、両国の被災者にエールを送ろうとコンサートを計画した。
この日はタイの人気ロック歌手、エート・カラバオさんらも特別出演し「一緒に災害を乗り越えましょう」と呼び掛けた。
入場料20バーツ(約70円)や露店での売り上げなどが、被災地に届けられる。財団を創設した社会活動家のプラティープ・ウンソンタム・秦さん(67)は「これまで支えてくれた日本の人たちに恩返しをしたい。被災された方には希望を強く持ってくださいと伝えたい」と話した。
≪つづく≫
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そもそもスラムとは?
今回の記事は、バンコク最大のスラムであるクロントイスラムで台風や水害で被災した日本やタイの人々を励まそうとコンサートが開かれ、その入場料20バーツや露店での売り上げなどが被災地に届けられる、というものです。
スラムとは主に、大都市における過密集住地域のことで、貧しい人々が集まって住んでいる区域とされています。
産業革命期以降の急激な都市化による人口が都市へ大量に流入するなかで,階層的、または民族的に少数派の人々が特定区域に集まって暮らすようになったことで形成されたとされており、こういった区域は、新規の都市流入者や都市的生活に適応できない者の受け皿となり、都心の盛り場と周辺地域との接触地域や商業地域と工業地域との交錯地域などに出現することが多いようです。
現在、タイの首都バンコクには約2000カ所のスラムがあり、約200万の人々が暮らしているといわれ、その中にはタイ人のみならず、出稼ぎにきたカンボジア人やミャンマー人、ラオス人など近隣諸国からの労働者も含まれ、タイのスラムは多民族化、多国籍化しているようです。
タイ最大のスラム「クロントイスラム」
バンコクにあるクロントイスラムはタイ国内で最大かつ最古の歴史を持つスラムとして知られています。
このクロントイスラムには、約10万人の人々が暮らしていると言われ、クロントイ港が近いことから、日雇いの港湾労働で生計を立てる方が多数居住しているようですが、政府の方針によりバンコクにあるスラムに住む多くの住民が立ち退きを迫られているのが現状です。
場所はと言うと、MRTクイーン・シリキット・ナショナル・コンベンション・センター駅の南には、多くの新鮮で安い食材が売られ、「バンコク市民の台所」と言われるクロントイ市場があります。
このクロントイ市場も以前はスラムの一部であったようですが、現在は、この市場の南東方向に広がる港湾地帯にクロントイスラムが存在しています。
昼間は、スラムの中を歩いていても住民が笑顔で挨拶をしてくれたり、比較的安全な地域に見えますが、バンコク一治安が悪いと言われている地域で、麻薬中毒者を初め多くのが多く住んでいるのもまた事実であり、特に夜間は危険ですので絶対に近づかないようにしていただきたいと思います。
こういった場所で被災者支援のコンサートが行われるのはとても良いことですね。
おわりに
それでは、本日のまとめです!
・ スラムとは主に、大都市における過密集住地域のことで、貧しい人々が集まって住んでいる区域である
・ 現在、タイの首都バンコクには約2000カ所のスラムがあり、約200万の人々が暮らしており、クロントイスラムはタイ国内で最大かつ最古の歴史を持つスラムとして知られている
・ このクロントイスラムで台風や水害で被災した日本やタイの人々を励まそうとコンサートが開かれた
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