BNK48によるキャンペーンでタイは「レジ袋」や「ストロー」の廃止はできるのか?
記事の紹介
今回は、REUTERSさんの記事、「タイ、小売・コンビニ大手が来年からレジ袋提供中止」のご紹介です。
[バンコク 24日 ロイター] – タイの小売・コンビニ大手各社は、プラスチックごみ削減に向け、来年から顧客へのレジ袋提供を行わない方針を表明した。
ワラーウット天然資源・環境相が23日にフェイスブックで明らかにしたもので、大手業者が政府のプログラムに署名し、2020年初めから使い捨てポリ袋の提供を中止するという。
同相は、「タイ全土の百貨店とコンビニエンスストア43社が、ポリ袋提供中止のプログラムに参加した」と投稿。国民に布袋など代替品の使用を呼びかけた。
プログラムに参加しているのは、タイ国内で1万店超のセブン・イレブン店舗を転回するCPオール(CPALL.BK)、小売最大手のセントラル・グループなど。
≪つづく≫
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問題となっているマイクロプラスチック
現在、世界的にプラスチック製ストローを廃止する動きが広がっています。
これは、プラスチックのごみによって海洋汚染が広がっていることが原因で、このプラスチックの中にはストローのみならず、レジ袋や弁当や惣菜の容器などのプラスチック製品も含まれています。
海に流れ出したプラスチックのごみが分解されることによって、大きさが0.5mm以下で、且つ重さが0.1mg以下のプラスチックの小さな破片を「マイクロプラスチック」と呼ぶようで、魚などの生物が食べてしまうことで体内に残ってしまったり、海に残ったマイクロプラスチックは非常に小さいので、なかなか回収することができないこともあり、海洋汚染の原因として非常に問題になっているとのことです。
こういった動きから、アメリカのマクドナルドやスターバックス、日本では、ガストやジョナサンなどすかいらーくホールディングス系のファミリーレストランでプラスチック製ストローの廃止が決定されています。
タイのプラスチック事情
以前、こちらでも紹介しましたが、タイで買い物をする際、スーパーでは「レジ袋不要」のカードなんてあるはずもなく、コンビニであろうが、市場であろうが、何を購入しても必ずと言ってよいほどビニール袋に商品を入れてくれます。
レストランでの食事の際には、全部食べ切れなかった際には、店員さんにお願いすれば、残った料理をビニール袋に入れて持ち帰れるようにしてくれたり、市場や食堂などでテイクアウトの料理を買う際、料理のみならず、スープやタレのような液体についてもビニール袋を使用します。
さらには、屋台で飲み物を買った際には、紙コップが持ちやすくなるようなビニールまであります。
また、タイでは特にコンビニで缶コーヒーやペットボトルに入った飲みものを購入する際には、かなりの確率で何も言わなくてもストローを入れてくれます。
これには、ストローを使用せずに飲み物を飲むことにより、口からこぼれてしまったり、口紅などのメイクが崩れてしまうという理由から始まり、店頭に並ぶ前の倉庫に置いてある缶やペットボトルの上にネズミや害虫が乗っている可能性があるとか、ペットボトルを製造している工場があまりにも汚いとか、諸説ありますが、実際のところはよくわかりません。
AKB48グループのひとつであり、タイで最も人気のアイドルグループであるBNK48が、タイ最大のコンビニチェーンのセブンイレブンとコラボし、レジ袋削減キャンペーンを行なったりしているようですが、このように、タイは世界的に見てもプラスチック袋の消費量が特に多い国として知られており、このような事情のタイという国で、はたしてレジ袋やプラスチック製のストローの廃止はできるのか注目したいところです。
おわりに
それでは、本日のまとめです!
・ 現在、世界的にプラスチック製ストローを廃止する動きが広がっている
・ プラスチック製ストローを廃止するのはプラスチックのごみによって海洋汚染が広がっていることが原因である
・ タイは世界的に見てもプラスチック袋の消費量が特に多い国として知られており、このような事情のタイという国で、はたしてレジ袋やプラスチック製のストローの廃止はできるのか
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